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札幌の子ども心療内科

札幌の子ども心療内科

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はじめに

札幌市内で子どものこころの相談は、こちらのような大学付属カウンセリングセンターでも受けることができるのですが、ここでは、心療内科クリニック等の医療機関についてお話しするつもりです。

子供の情緒的な諸問題や不登校の問題には、カウンセリングが有効な場合があります。しかし、発達障害や精神疾患といった医学的な診察や治療が必要なときには、心療内科などを受診することが必要になってきます。

児童の専門外来がある心療内科でも、カウンセラーが勤務しているのであれば、カウンセリングや遊戯療法を受けることができます。もしもカウンセラーが勤務していない場合には、別の相談機関でカウンセリングを並行して受けることもできるかもしれません。いずれにせよ、担当の医師に、カウンセリングの併用が是か非か相談する必要があります。

では、「子どもの心療内科、児童精神科、小児科の違い」→「子どもの心療内科はどんな治療をするのか」→「子どもを援助する札幌の医療機関」の順にお話させていただきます。

子供の心療内科、児童精神科、小児科の違い

子どもたちを援助する医療機関にはさまざまなものがあります。代表的なのは、心療内科や、児童精神科や、小児科などのクリニックです。診療科目の違いによって、治療の対象とされる問題や、病気や、障害が異なってきたり、医師が専門医になるために受ける教育も異なってくるのかもしれません。

しかし、私たちがこのようなクリニックを利用する場合には、診療科目にこだわる必要はないのかもしれません。実際のところ、札幌市内のクリニックの話ですが、ある医療機関は、心療内科、児童精神科、小児科、すべての看板を掲げているところがあるほどなのです。

担当の医師も、心療内科医、児童精神科医、小児科医など様々でしょう。しかし、専門は異なってもペースが医学にあることは間違いありません。医師は、子どものこころと身体の医学的な専門家なのです。ただ、このような子どもの医学的治療を専門とする医師は、日本中で不足しています。子どもをもつ親としては、今後さらに増加していくことを願うばかりです。

子供の心療内科はどんな治療をするのか

理由は定かではありませんが、現代は、自閉症やアスペルガー障害といった広汎性発達障害系の問題が増加しつつあるのかもしれません。特殊教育といいますか、特別支援教室・学級が学校に定着し、軽度の障害をもった子どもたちは療育施設に入所するのではなく、一般の学校で学ぶことが可能です。

また、教育の分野では情緒障害と呼ばれることが多いのですが、医学的には神経症的障害と呼ばれる問題も増加するばかりです。子供が生きている世界もやはりストレス社会であることに変わりありませんから、子供たちはいまも昔も、こころや行動上の諸問題に巻き込まれてしまうのです。

さて、こうした器質的障害や機能的障害に対して、心療内科や児童精神科などのクリニックは、どのような援助をするのでしょうか。その答えは、まずは医学的な診断と治療だと思います。医師が診察の上で子供たちの抱えている障害や疾患を特定し、薬物療法などを行うわけです。さらには、児童カウンセラーなどのスタッフが、遊戯療法(プレイセラピー)などの心理療法・カウンセリングを行う場合もあるでしょう。また、子供だけでなく保護者も含めて、家族全体を視野に入れた相談にも乗ってくれるはずです。子どもとの接し方や子育てに関する相談も大切な援助です。

子供たちの障害が一次的障害であるとすれば、そこから派生する生きずらさなどは二次的障害と呼べるかもしれません。前者の一次的障害を治療することは、もしかしたら現代の科学では難しいのかもしれません。しかし、そこから派生する二次的障害を緩和することができるのであれば、子供たちはかなり楽に生活できるはずです。そのためには、環境を調整することや、薬物療法や、心理療法などのサポートが、大いに役立つに違いありません。

医師による薬物療法や診察は、当然のことですが、心療内科などの医療機関でのみ行われています。しかし、子供の心理療法やカウンセリング、さらには家族に対する支援は、医療機関ではない、カウンセリング施設でも行われています。札幌にもこのようなカウンセリング・センターがありますから、ぜひ活用して頂ければと思います。

子どもを援助する札幌の医療機関

では、札幌市内にある子どもの心療内科、児童精神科、小児科、発達支援センターなどを紹介します。簡単な紹介文を添えますが、先方のホームページを見て私が勝手に考えた文言です。したがって、リンク先の医療サービスの内容について私は一切関知しておりませんので、御利用をお考えの保護者の方々は、直接先方にお問い合わせくださるようお願いいたします。

ここにご紹介するのは、医師を中心として臨床心理士等のコメディカル・スタッフも治療に当たる医療機関です。医師による薬物療法や診察、カウンセラーによる心理カウンセリングによって、様々な困難を抱えた子供たちや保護者に援助サービスを行っています。なかには、作業療法士や理学療法士をスタッフに加えているところもあるようです。

では、どうぞご活用ください。援助を受けることのできるお子様の年齢が制限されているところがありますから、あらかじめ先方にお尋ねください。(たとえば「中学生まで」など)


民間のクリニック


・北海道子ども心療内科氏家医院
 札幌で子どものこころの相談と言えばこの氏家医院というほど、地域に根差した有名なクリニックです。自閉症、不登校、心身症といった、子どもの発達やメンタルヘルスに関する診療を専門的に行うクリニックです。人気のある医療機関ですから、予約待ちになることが少なくないでしょう。スタッフとしてカウンセラーも勤務しています。

 住所: 札幌市東区苗穂町3-2-37
 HP: http://www13.ocn.ne.jp/~ujiieiin/


・たさき子ども相談室
 育児や子どもの発達に関する相談、心身症、不登校、家庭内暴力などの心理行動面の相談、知的障害や発達障害の相談などが受けられます。スタッフにはカウンセラーだけでなく、保育士、看護師、言語聴覚療法士、作業療法士も揃っています。

 住所: 札幌市厚別区大谷地東4-2-20 第2西村ビル1F
 HP: http://www.tasaki.ne.jp/


・札幌こころの心療所
 児童精神科・精神科です。特に発達障害の臨床に長年たずさわってこられた、とても気さくな先生が最近開業されたようです。

 住所: 札幌市中央区北2条西1丁目1番地 マルイト札幌ビル3F
 HP: http://www.kokoro-shinryojo.com/


・札幌はな発達クリニック
 発達に心配のある子どもの診断と療育を行っています。

 住所: 札幌市西区二十四軒2-7-20
 HP: http://www015.upp.so-net.ne.jp/sapporohana/


・こころとそだちのクリニック むすびめ
 発達障害の子供たちはもちろん、児童の抱えている困難に対して、丁寧にアプローチしてくれます。
 住所: 札幌市中央区大通西6丁目10−11 北都ビル7階
 HP: http://www.minerva.gr.jp/9.html


・新札幌こども発達クリニック
 子どもの発達相談だけでなく、児童のデイサービスも行っています。カウンセリング、作業療法、言語療法等、スタッフも充実しています。

 住所: 札幌市厚別区中央1条6丁目3-1 ホクノー新札幌ビル4F
 HP: http://www6.ocn.ne.jp/~may06/


・楡の会 こどもクリニック
 心身の発達の悩みを抱えている子どもやその家族に対して、外来治療、入院治療、ショートステイ等を行っています。

 住所: 札幌市厚別区厚別町下野幌49番地
 HP: http://www.nire.or.jp/file02.html


北海道・札幌市が管轄する公的医療機関


・札幌医科大学医学部小児科 児童思春期こころと発達外来
 発達障害、心身症、神経症的問題、不登校など、幅広い問題を相談することができます。医師による治療はもちろんのこと、手代木理子さんなどの優れた児童カウンセラーが、心理検査、遊戯療法など心理療法を行い、医師と協力してこころの診療にあたっています。

 住所: 札幌市中央区南1条西16丁目
 HP: http://web.sapmed.ac.jp/ped/groups/childPsychiatry.html


・札幌市児童心療センター
 かつての市立札幌病院静療院が変わりました。広汎性発達障害やADHDなどの発達障害、強迫性障害や不登校を伴う心因性精神障害、統合失調症やうつ病の精神障害など、さまざまな障害をもつ小児を対象として診療を行っています。

 住所: 札幌市豊平区平岸4条18丁目1番21号
 HP: http://www.city.sapporo.jp/jidoshinryo/jidoshinryo.html


・北海道立こども総合医療・療育センター
 自閉症、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、知的障害、チック障害、遺尿・夜尿・遺糞といった排泄障害、選択性緘黙、分離不安障害、起立性調節障害、過敏性大腸炎、心身症、強迫性障害、神経性食思不振症(拒食症・過食症)、抑うつ状態、解離性障害・転換性障害、不安障害など、様々なこころの問題の治療を行っています。

 住所: 札幌市手稲区金山1条1丁目240番6
 HP: http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/hkr/examine_03_17.htm


以上です。新しい医療機関を見つけ次第、ご紹介するつもりです。

おわりに

以上、札幌市内の子供の心療内科についてご紹介しました。どちらかといえば、情緒障害よりも発達障害に力点を置いて書いてしまったような気がします。書き方に偏りや誤りがないか、少し懸念しています。

社会保障については書いていないので、ここで付言しておきましょう。子供が一定の年齢に達したら、障害年金を受給することができます。しかし、申請するすべての人間が受給できるわけではありません。たとえば、障害の程度が軽微であれば、その要件を満たさない場合も考えられるのです。また、申請の際には、障害年金を受給する診断名にかかわる「初診日」を証明する必要があるようです。病院のカルテは一定期間しか保管されずに処分されますから、この点に関して注意が必要です。いずれにせよ、将来的にお子様の障害年金受給をお考えの保護者の方々は、医師に相談することをお勧めします。

こどもの心療内科は、札幌でも少しずつ増えているようです。当事者にとっては、相談できる場所が増加することは、喜ばしいことであると思います。けれども、保護者であれば子供の将来を考えて、「この子が大きくなったとき、私たち家族はどうなっているのだろう」と悩みの種が尽きないのかもしれません。「自分たち親がいなくなったとき、この子はどうやって一人で生きて行くのだろうか」と、眠れない夜もあるのかもしれません。ライフ・ステージに応じて、そうした子どもたちや親をトータルにサポートしていける体制について、これからも私たち対人援助者は模索していく必要があると思っています。


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